私は決して洋モノかぶれなオヤジでは無い。 アルテグラやバイオマスターやらエンブレムZ等を購入しては壊れていった。 しかし、壊れていったリールは強度が足りない不良品と言っている訳ではない。 元来、小型リールとはトラウトフィッシング に代表される繊細な釣りを楽しむ為に開発、販売される工業生産品なのだ。 つまり指定以上の過剰な太いラインで、過剰な重さのルアーをキャストし、 過剰な大きさの魚を釣り続ける事は、"やってはいけない事"なのだ。 つまり全面的に私が悪いのだ。それでも、初期型ステラがきっかけだった だろうか、それ以降の国産スピニングリールは色々な機能が満載になり、 使用感が格段に向上した。そしてパーツが精密になり点数が膨大になった為か弱くなって いったような気がする。少なくともユーザー側のメンテナンス性はとんでも無いレベルまで低下している。 シャフトを太くし、対負荷のギア構造にして、付加機能を削り取ったら使用感が落ちる一方なのは分かるが、 強度優先の小型国産機種があっても良いような気がするし、その気になれば簡単に作れるはずなのだ。 何故なら耐え続けているリールは昔の国産品のように、どれも大雑把な作りでパーツ点数が極端に少ない機種だからだ。
リールに求める性能の"耐久性"と"メンテナンス性"を最重要視しているユーザーは私以外にもいると思うのだが。


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