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小型リールと呼べるか疑問である。大きさでは無く重量がである。
外観上、殆ど樹脂やダイキャストのパーツは見当たらない。
構成されるパーツの殆ど、ドラッグノブ至るまでマシンカットの
特殊合金である。聞くところによると、バンスタール社の宇宙
船とかの部品規格と同一らしい。重いワケだ。 特性はと言うと、異常なまでの堅牢性とメンテナンスフリー性と を引き換えに、全ての使い易さを犠牲にしたようなリール。 重い。ベールが無いのはやはり不便。ハンドルも重い。見かけ によらず巻上力が無い。ドラッグの利きがひどくオンとオフしか 無いような状態。(金属とフェルトのワッシャーを一枚 ずつ追加してマシにした)そしてステラやトーナメントZをあっ さり凌駕してしまう高額プライス。知名度もそれ程でもないので 所持してもステータスにならない。(ヘンなリールと思われて チョン)。ただ10万近い値段については、一生使えるどころか 3世代くらい持ちそうなので、考えようによっては高くないのか も知れない。 【私はこうして使う】 当然、どんな乱暴な使い方をしても許容範囲内なので問題ない。ドラグも改良済みなので大丈夫。使用上注意してるのは河川等でアップストリームでキャストした時、 ベールが無い為キャスト終了後に出来るだけ早くリトリーブを開始出来るようにサミングが強制される点だろうか。意外と巻上力が無いのも気になるところだがソコは 体力勝負で参りましょう。 【ハンドルが軽く回るようになったよ】 極細の六角レンチで分解を試みるも、回る前にレンチが折れてしまい本体の分解はもう不可能と諦めていたVS100。 ところがハンドルを外した時に本体側の水密シール材のような樹脂を突っついたら簡単に外れるではないか。 ここへ20W-50(ちょっと固めオイル)を少し流し込みベールをクルクル回転させてみる。じわーっと少しづつ入っていくではないか! こんなに時間のかかる注油作業は始めてだが、たんまり注油してまた密閉。あー大分軽くなった、もっと早く気付けば良かった・・・ 戻る |